脳神経科

脳神経科

診療内容・特色

神経科では、おもにCT(コンピューター断層)やMRI(核磁気共鳴画像)などの断層画像を用い、神経疾患の診断を行った動物の治療を行っています。

近年、CTやMRIは獣医療においても一般的な検査となっていますが、これに伴い、神経疾患が検出されることが多くなりました。神経病は様々な病態が存在し、先天性疾患(水頭症など)、炎症性疾患(壊死性脳炎や肉芽腫性髄膜脳脊髄炎、感染性脳炎など)、血管障害(脳梗塞など)、腫瘍性疾患(髄膜腫、神経膠腫など)、代謝性疾患、変性性疾患などがあり、それぞれで治療方針が異なります。

神経科ではこのような神経疾患を対象として治療方針の決定や治療に関して、主治医様と相談の上進めていきます。

代表症例

脳腫瘍(嗅球部頭蓋底髄膜腫)

近年では獣医療においても脳神経外科が普及してきています。脳神経外科は主に腫瘍性疾患に対して実施されることが多いですが、腫瘍の種類がわからないとその後の治療方針の決定が困難です。脳腫瘍を摘出して病理組織学的検査を行い、腫瘍の種類を同定することで、術後に追加治療が必要かどうかを判断します。
そのため、脳神経外科は脳腫瘍の治療のスタート地点と考え、その後の対応に関して、患者様により良い治療法を主治医様、飼い主様に提案することを心がけています。
当院では人医療の脳神経外科医で、獣医師の資格も持った脳外科医の安部欣博先生とともに脳神経外科を行っています。

術前MRI検査

術前MRI検査

術中所見

術中所見

脳内操作(腫瘍摘出)

脳内操作(腫瘍摘出)

Pericranial flapの作成

術後MRI検査

術後MRI検査

頚部椎間板ヘルニア(片側椎弓切除術)

術前CT・MRI検査

術前CT・MRI検査

静脈洞直上に椎間板物質の逸脱を疑う。静脈洞から出血する可能性が高いため片側椎弓切除術にて椎間板物質の摘出実施

術後CT

術後CT

椎間板物質の摘出(一塊で堅い物質が摘出された)

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当院で対応できない症例もございますが、その場合は、様々な分野の専門医や大学病院と協力し、特殊な検査・治療・手術にも対応できるよう努めております。その際必要に応じ、当院から他施設へ紹介となることをご容認下さい。

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