Service guidance

検査診療時間帯

当施設は、完全紹介制の二次診療施設です。
ご利用には主治医様からの御予約が必要となります。

10時 〜 20時

pagetop

検査依頼

ご利用案内

当施設は、完全紹介制の二次診療施設です。 ご利用には主治医様からの御予約が必要となります。

診療体制

完全予約制

予約受付時間

9時30分〜20時
受付時間外で留守番電話に切り替わった場合は病院名と連絡先を入れて下さい。留守番電話を確認後、直ぐに折り返し電話させていただきますが、診療終了後は翌日の折り返しとなる場合もあります。

休診日

年中無休

予約方法

電話のみの申し込みで予約可能です。
以下の番号にお電話いただき診療の予約をお取りください。
TEL:072-960-1212
予約時に診療に必要な情報(症状・経過など)をお伝えください。
また診療時の緊急要件に対応するため、主治医様の携帯電話等の番号をお伺いすることがあります。ご理解ください。
当日予約可能(可能な限り対応致しておりますが、緊急性がなく当日予約枠がない場合は、お断りする事もあります。)

予約時の注意事項

麻酔が必要な場合は、麻酔を安全に行うために以下を飼い主様にお伝え下さい。
・予約時間前12時間以上の絶食
・予約時間前6時間以上の絶水

診療当日

予約時に指定した時間に来院下さい。
飼い主様の代理で主治医様・スタッフの方の来院も可能です。
その場合は、予約時にその旨をお伝え下さい。

予約時間に来院されない時は診療を受けられない事もございますのでご注意下さい。

麻酔が必要な時

より安全に麻酔を実施するため術前検査として、検査当日に胸部X線検査と血液検査を実施いたしますので、事前に飼主様にお伝え下さい。
ただし主治医様で前日もしくは当日に実施された胸部X線検査・血液検査データを持参いただいた場合は、胸部X線検査・血液検査は行いません。

承諾書の記載

麻酔・検査・手術の必要性と危険性を説明したうえで飼主様に対して承諾書に記載をしていただいております。麻酔・検査・手術などの潜在的な危険性と、その実施の妥当性を確認するものである事をご理解下さい。
万全を期して麻酔を行いますが、確実に患者様の安全を保証できるものではありません。何らかの異常のある動物に対して麻酔をかけることになりますので、容態が急変し、場合によっては死亡する可能性もあります。主治医様からも事前に飼主様にご説明いただきますようお願い申し上げます。

結果説明

診察時に診療・検査結果説明の目安の時間をお伝え致しますので、その時間に再来院下さい。
ただし患者様が検査中に急変する可能性が高い場合は、院内にて待機していただきます。

診療・検査結果は、原則主治医様に電話にてお伝えした後、飼主様にご説明致します。

主治医様への書面での報告は、診療・検査後に複数の獣医師で検討を行い最終的な診断報告書とする都合上、検査後3日以内となる事をご了承ください。最終的な結果報告は主治医様へFAXにて実施させていただきます。診療・検査の際のフイルムやCDなどのデータは、当日飼主様にお渡し致します。

当院で治療をさせていただいた時

当院での治療が終了しましたら、主治医様へ治療経過の報告と今後の治療方針などの引継をさせていただきます。

検査費用例

麻酔薬を含む麻酔管理料を含んだ料金です。 体重や麻酔薬料により変動いたします。

  5kg 20kg
造影CT \56,000〜 \62,000〜
造影MRI \70,000〜 \75,000〜
単純CT+単純MRI \78,000〜 \80,000〜
造影CT+造影MRI \90,000〜 \100,000〜

別途、術前検査料金(胸部X線検査・血液検査)¥9,000が加算されますので主治医様で
実施していただく事をお勧め致します。

獣医師

・画像診断科(CT・MRI) 
 田中 利幸 医療統括部長(獣医学博士)
 大阪府立大学生命環境科学域附属獣医臨床センター 特任臨床助教
 大阪府立大学農学部獣医学科 卒業(2004年)
 同校大学院生命環境科学研究科獣医学専攻社会人博士課程修了

 山本 竜平 画像診断科医長
 大阪府立大学農学部獣医学科 卒業(2009年)

 中村 晃三 診療医長(獣医学博士) 
 酪農学園大学獣医学部獣医学科 卒業(2008年)
 同校大学院博士課程修了


 楢木 佑将
 酪農学園大学獣医学部獣医学科 卒業(2012年)

・循環器科
 森 拓也 病院長(獣医循環器認定医)
 酪農学園大学獣医学部獣医学科 卒業(2006年)
 順天堂大学医学部心臓血管外科大学院生

・脳神経科
 中村 晃三 診療医長(獣医学博士) 
 酪農学園大学獣医学部獣医学科 卒業(2008年)
 同校大学院博士課程修了

 安部 欣博(医師・獣医師)
 酪農学園大学獣医学部獣医学科 卒業(1999年)
 獨協医科大学医学部 卒業(2006年)
 脳神経外科専門医取得(2012年)


・呼吸器内科
 進藤 允 診療部長
 日本獣医生命科学大学 卒業(2008年)
 同校腫瘍、呼吸器科 レジデントプログラム修了
 カリフォルニア大学デイビス校 内科 エクスターンプログラム修了
 京都大学医学部附属病院 呼吸器内科

・呼吸器外科
 末松 正弘(獣医循環器学会認定医)
 日本獣医生命科学大学 卒業(2004年)
 AMC末松どうぶつ病院 副院長
 九州画像診断研究会 副代表
 鹿児島大学 臨床獣医学講座 外科学分野

・腫瘍科・外科
 長田 雅昭 外科統括部長(獣医腫瘍科認定医T種)
 神戸ピア動物病院 院長

 西村 紳 外科医長(獣医学博士)
 大阪府立大学農学部獣医学科 卒業(1999年)

・センター長 
 嶋崎 等
 大阪府立大学獣医臨床センター特任講師
 獣医CT・MRI研究会会長
 釧路動物病院附属動物医学リサーチセンター長
 大阪大学医学部付属病院放射線科臨床登録員、人医療における診療放射線技師歴18年
 獣医療におけるCT・MRI画像読影件数:年間4,000件以上

経歴等につきましてはこちらをご覧ください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお電話下さい。

手術実績

  診療科目科目    2015年   2016年   2017年   2018年9月現在 
循環器 0件 8件 34件 39件
脳神経 29件 40件 78件 55件
呼吸器 0件 3件 4件 13件
胸部 1件 6件 4件 12件
腫瘍 21件 48件 69件 67件
消化器 4件 22件 50件 25件
胆管膵脾 3件 17件 13件 4件
泌尿生殖器 3件 15件 31件 28件
口腔 2件 16件 24件 16件
合計 63件 175件 307件 259件

2017年手術詳細実績はこちら
2016年手術詳細実績はこちら
2015年手術詳細実績はこちら
2018年手術件数推移
手術内容 合計 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
循環器 ペースメーカー設置術 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0
僧帽弁形成術 32 4 3 3 5 3 3 3 4 4 0 0 0
動脈管結紮術 3 1 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
動脈管切離術 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
心膜切除術 2 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
脳神経 環軸椎亜脱臼整復術 2 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0
頚部片側椎弓切除術 2 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
脊髄腫瘍摘出術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
脳腫瘍摘出術 4 1 1 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0
片側椎弓切除術 40 4 2 10 6 4 4 4 3 3 0 0 0
頸椎腹側造窓術 7 0 0 0 1 2 0 0 1 3 0 0 0
呼吸器 気管虚脱整復術(PLLP) 3 0 0 0 0 0 0 0 2 1 0 0 0
外鼻孔拡張・軟口蓋切除・喉頭小嚢切除 10 1 0 0 1 0 1 1 2 4 0 0 0
胸部 乳び胸整復術 ※1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
肺葉切除術 6 2 0 1 1 0 1 0 1 0 0 0 0
胸腔ドレーン設置 6 0 0 1 3 0 1 1 0 0 0 0 0
腫瘍 膀胱腫瘤摘出術 10 1 0 1 2 3 1 1 0 1 0 0 0
扁桃腫瘤摘出術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
副腎摘出術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
腹腔内腫瘤摘出術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
脾臓摘出術 9 1 1 1 1 2 2 0 0 1 0 0 0
尿道摘出術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
乳腺腫瘤摘出術 5 3 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0
腸管腫瘤摘出術 5 0 2 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0
断尾術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
断指術 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
断脚術 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0
体表腫瘤摘出術 11 2 3 0 2 1 1 0 1 1 0 0 0
前立腺・尿道摘出術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
腎臓摘出術 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0
耳道腫瘤摘出術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
骨腫瘍切除術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
肛門嚢腫瘤摘出術 3 0 0 0 0 2 0 1 0 0 0 0 0
口唇腫瘤摘出術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
甲状腺腫瘤摘出術 2 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0
口腔内腫瘤摘出術 3 0 0 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0
頚部腫瘤摘出術 2 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0
胸腔内腫瘤摘出術 4 0 0 0 3 0 1 0 0 0 0 0 0
肝臓腫瘤摘出術 6 1 1 1 1 0 0 0 0 2 0 0 0
下顎骨腫瘤摘出術 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0
胃腫瘤摘出術 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
IVR 肝動脈塞栓術 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
消化器 輪状咽頭筋切断術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
会陰ヘルニア整復術 3 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0
鼠径ヘルニア整復術 2 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0
消化管内異物摘出術 14 1 1 3 1 1 1 3 3 0 0 0 0
胃瘻チューブ設置 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
胃捻転整復・胃固定術 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
咽頭食道チューブ設置 4 0 0 0 0 0 1 1 2 0 0 0 0
横隔膜ヘルニア整復術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
胆肝膵脾 膵膿瘍切除術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
胆嚢ドレナージ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
胆嚢十二指腸吻合術 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0
胆嚢切除術 2 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0
門脈シャント整復術 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
泌尿生殖器 子宮卵巣摘出術 13 2 1 2 1 4 1 1 1 0 0 0 0
精巣摘出術 15 1 2 0 1 4 2 2 1 2 0 0 0
潜在精巣摘出術 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
口腔 歯石除去 9 0 1 1 3 2 0 0 1 1 0 0 0
歯肉粘膜フラップ 2 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0
抜歯 5 2 0 0 2 0 0 0 1 0 0 0 0
2018年 総計 259 29 23 29 42 34 25 25 28 24 0 0 0
※1 胸管結紮術、心膜切除術、乳糜槽切開術 含む

pagetop

診療科

画像診断科

画像診断科では、おもにCT(コンピューター断層)やMRI(核磁気共鳴画像)などの断層画像を用い、様々な疾患の診断をおこなっています。
近年、CTやMRIは獣医療においても一般的な検査となっていますが、診療科の細分化が進行していく中で、個々の獣医師が断層診断に精通し、病態を解明していくことは困難です。
そこで断層診断の専門家集団として画像診断科は、他施設様や他の診療科から依頼を受け、画像の撮影から読影、病態の分析・推論までを一括して執り行っております。そして主治医様や院内の獣医師と相談の上、臨床情報と総合し個々の患者様に最適な治療方針の決定に関わっております。


代表症例

・胸腰部椎間板ヘルニア

・肛門嚢アポクリン腺癌
水平断面像                 横断画像

・骨腫瘍

・門脈シャント

・肺腫瘍(肺腺癌)
横断画像                 水平断面像

循環器科

心臓エコー図検査を中心に血液検査、X線検査、心電図検査を用いて、心疾患の確定診断及び、その症例ごとに適した治療計画を立てさせていただきます。
内科的な管理に関しては、最新の知見を交え、より良い治療を提供できるよう努めております。
また当院では、様々な循環器疾患に対する外科的治療の実施も可能です。近年、注目されている僧帽弁閉鎖不全症に対する開心術にも、積極的に取り組ませていただいております。
当院で実施可能な外科的治療といたしましては僧帽弁形成術を始めとした体外循環を使用した開心術、動脈管結紮術や心膜切除などの開胸術、カテーテルによる治療やペースメーカー設置などがあります。

代表症例

・僧帽弁閉鎖不全症

粘液腫様変性による僧帽弁閉鎖不全症(以下MR)は小型犬に頻発する心疾患であり,我々日本の獣医師が日常で最も多く遭遇する疾患の一つである。MRは基本的に外科疾患であり,進行性のMRの場合比較的早期から手術による治療が検討される。

僧帽弁形成術術前

僧帽弁形成術前の心臓超音波画像(右傍胸骨長軸四腔断面像)。Carpentier’s functional classification typeUの特徴である弁尖の逸脱が前尖・後尖共に見られる。またカラードプラ画像では重度の僧帽弁逆流がみられる。



術中写真

粘液腫様変性による弁の肥厚を来した僧帽弁前尖が確認できる。腱索再建術にて弁尖と乳頭筋をePTFE縫合糸で結紮する。



僧帽弁形成術術後

弁尖の位置が正常化し,前尖・後尖の良好な接合が得られたことで逆流が消失している。



脳神経科

神経科では、おもにCT(コンピューター断層)やMRI(核磁気共鳴画像)などの断層画像を用い、神経疾患の診断を行った動物の治療を行っています。
近年、CTやMRIは獣医療においても一般的な検査となっていますが、これに伴い、神経疾患が検出されることが多くなりました。神経病は様々な病態が存在し、先天性疾患(水頭症など)、炎症性疾患(壊死性脳炎や肉芽腫性髄膜脳脊髄炎、感染性脳炎など)、血管障害(脳梗塞など)、腫瘍性疾患(髄膜腫、神経膠腫など)、代謝性疾患、変性性疾患などがあり、それぞれで治療方針が異なります。
神経科ではこのような神経疾患を対象として治療方針の決定や治療に関して、主治医様と相談の上進めていきます。
また、近年では獣医療においても脳神経外科が普及してきています。脳神経外科は主に腫瘍性疾患に対して実施されることが多いですが、腫瘍の種類がわからないとその後の治療方針の決定が困難です。脳腫瘍を摘出して病理組織学的検査を行い、腫瘍の種類を同定することで、術後に追加治療が必要かどうかを判断します。
そのため、脳神経外科は脳腫瘍の治療のスタート地点と考え、その後の対応に関して、患者様により良い治療法を主治医様、飼い主様に提案することを心がけています。
当院では人医療の脳神経外科医で、獣医師の資格も持った脳外科医の安部欣博先生とともに脳神経外科を行っています。

代表症例

・脳腫瘍(嗅球部頭蓋底髄膜腫)
術前MRI検査

術中所見

脳内操作(腫瘍摘出)
Pericranial flapの作成

術後MRI検査


・頚部椎間板ヘルニア(片側椎弓切除術)
術前CT・MRI検査

静脈洞直上に椎間板物質の逸脱を疑う。静脈洞から出血する可能性が高いため片側椎弓切除術にて椎間板物質の摘出実施




呼吸器科

呼吸器科では、犬猫の全ての異常呼吸を診療対象としています。具体的には、いびきや鼻閉塞、喘鳴などを呈する鼻腔・咽頭・喉頭疾患、発咳や努力性呼吸などを呈する気管・気管支疾患、頻呼吸や呼吸促迫などを呈する肺胞・間質疾患が専門となりますが、呼吸器疾患以外で異常呼吸を呈する疾患の診断と治療にも対応することが可能です。
治療は内科と外科に分かれますが、ともに病態生理の的確な把握に基づいた治療方針の決定を行っています。内科担当医は肺のリモデリングと線維化を研究しており、犬猫の呼吸器疾患で最も診断・治療の困難な肺胞・間質疾患に広く対応可能です。
外科分野では、咽喉頭・気管外科専門医と胸部外科専門医がおり、疾患に合わせて手術を担当します。内科分野と同様、両名とも診療と並行して大学院にて各々の専門分野の研究を行っています。
また当科の獣医師は全員が大学に所属し研究にも従事しています。そのため、診療日、手術日に多少の制限がありますが、高度な医療と良好な治療成績を達成する関係上、ご理解いただければありがたく存じます。

代表症例

・気管虚脱

小型犬に多くみられる気管が虚脱(扁平化)する病気です。原因は不明です。
頚部(首の)気管、胸部(胸の中の)気管が潰れる事により、咳やガーガーといった呼吸状態を示し、重度では死に至る非常に怖い病気です。進行性のため内科治療では治りません。レントゲン検査にて虚脱を起こしている場所を特定致します。
当院ではAMCすえまつ動物病院 副院長の末松正弘先生に執刀いただき、外科的治療を第一選択としており、早期に手術を実施することで治療に取り組んでおります。

資料提供:AMC末松どうぶつ病院
透視検査により頸部気管が虚脱していることが確認出来ます。アニメーションのように気管外プロテーゼを気管に設置することで外科的に矯正致します。
これにより気管を拡張することが可能になります。

・喉頭麻痺

喉頭麻痺は大型犬に多く見られますが、小型犬でもまれに見られる喉頭(気管の入り口)の病気です。腫瘍性、神経性、炎症性などが原因で喉頭が動かなくなり、呼吸困難(息が吸えなくなる)になります。
これまで、小型犬、超小型犬では治療成績が良くないと報告されていましたが、現在、当院において実施している術式(披裂軟骨側方化術)では非常に良好な成績が得られております。決して珍しい病気ではありませんので、息が吸いにくい、呼吸がきつそうなどの症状がある場合は、当院にご連絡ください。


資料提供:AMC末松どうぶつ病院

・短頭種気道症候群

短頭種とはブルドッグ、フレンチブルドッグ、パグ、チワワなど鼻の短い犬種を言います。これらの犬種では、構造上の問題により様々な症状を引き起こします。
構造上の問題としては「外鼻孔狭窄」「軟口蓋過長」「喉頭虚脱」「気管低形成」が代表的であり、これにより呼吸困難を呈し、最終的には「二次性気管虚脱」「陰圧性肺水腫」により死に至ります。
イングリッシュブルドッグでは8歳で突然死のリスクが非常に高くなる報告もあるため、早期の治療が必要になります。
いびき、睡眠時無呼吸症候群など吸気時の努力呼吸が見られる場合は、早期の治療が必要になります。
当院での治療としては、「外鼻孔拡大術」「軟口蓋切除術」「喉頭小嚢切除」「披裂軟骨側方化術」などを実施しております。それでも厳しい状況の症例では一時気管切開や永久気管切開を実施しております。

外科

CTやMRI、超音波検査などの画像診断により局所病変と全身状態の評価をし、必要に応じて生検(細胞診、組織検査)を行い、的確な診断を基に外科的治療を実施しております。
最新の医療機器・技術を取り入れ、より精度の高い治療を目指しております。また非侵襲的治療であるインターヴェンショナルラジオロジー(IVR)についても積極的に取り組んでおります。

代表症例

・会陰ヘルニア

会陰ヘルニアは、骨盤隔膜(会陰部の筋肉の壁)が萎縮とともに筋肉の結合が破綻し、これによって生じたヘルニア孔より、直腸や膀胱、前立腺などの腹腔内臓器が脱出します。会陰部腫大を呈する疾患としてしばしば遭遇し、中年齢以降の未去勢雄犬に好発します。
また、排便困難や状況によっては排尿困難引き起こし、これらの病状は進行性に悪化します。さらに放置すれば直腸穿孔や急性腎障害を発症し、致命的な状態に陥る可能性があります。
治療は、外科手術によって、脱出した臓器を解剖学的に正常な位置に整復し、骨盤隔膜を再建します。あわせて精巣摘出術(いわゆる去勢術)も実施も推奨されています。会陰ヘルニアは術後の再発率が比較的高く、治療成績向上のためさまざまな術式が提唱されています。

術前写真

写真は、会陰ヘルニア症例の術前写真です。会陰部が著しく膨隆、肛門は左尾側に変位しています。会陰部膨隆部には拡張・蛇行してヘルニア嚢に脱出した直腸でした。会陰ヘルニアは両側性に確認されました。



術中写真

本症例では、開腹して脱出した直腸を整復して、結腸(大腸)を縫合糸で固定し、骨盤隔膜の再建にはポリプロピレンメッシュを用いました。
当院では、ポリプロピレンメッシュを用いた整復の他、骨盤隔膜を構成する筋肉を縫縮する基本法、内閉鎖筋などの筋肉転位術を実施しています。


術後写真
手術終了時                 術後1カ月


・肝細胞癌

肝細胞癌は犬の肝臓原発腫瘍の半数以上を占めます。肝細胞癌にはいくつか型がありますが、単一の孤立性腫瘤の場合、肝臓に対する手術リスクは低くはありませんが、手術可能であれば、外科的切除により最も良好な予後が期待されます。


術後写真
摘出前                     摘出後



二次診療が必要な時は、まずはお電話ください。
当院で対応できない症例もございますが、その場合は、様々な分野の専門医や大学病院と協力し、特殊な検査・治療・手術にも対応できるよう努めております。その際、必要に応じ、当院から他施設へ紹介となることをご容認下さい。



pagetop